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2018年を振り返って
2019年が本格始動しましたが、年賀状を書いたときに意外と沢山の事が起きていたことに気づき、2018年を振り返って、2019年をスタートしたいと思います。(2018年末に落ち着いて書けなかったので)





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# by sasakilabo | 2019-01-28 18:47
佐々木ゼミ旅行 in 福岡&熊本
こんにちは。今年もゼミ旅行に行って参りました。今年は九州に飛び立ち、福岡県と熊本県を巡りました。では、私達の2泊3日をご覧ください。

【出発】
8月27日17:00に大阪南港から大洋名門フェリーに乗って、佐々木ゼミ全6人で出発!!…の予定でしたが、ゼミ生の一人が予定を勘違いしていたため、5人で港を去ることに…。これは別れの瞬間です。彼女は翌日新幹線で来ることになりました。
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波乱の幕開けでしたが、フェリーからは日没を拝むことができました。飛ばされそうな勢いで吹きつける風に、必死に抵抗しながら夕日を見たり、明石海峡大橋の下側を見たりしました。
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【2日目】
翌朝5時半に新門司港に到着し、9時ごろに新幹線組(笑)と小倉で合流しました。
まず、磯崎新設計の北九州市立中央図書館に向かいました。
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そのまま小倉駅方向に歩いてジョン・ジャーディーのリバーウォーク北九州を見ました。奇抜な大型施設に圧倒されました。
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歩くのが速くアクティブな先生とついて行くのに必死で少々バテ気味のゼミ生達。ベンチを見つけては勝手に座ります。
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こちらも磯崎新設計の西日本総合展示場。外の地面からケーブルで引っ張っていて、内部の大空間を作っているそうです。
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ランチを済まして博多小学校に向かいました。教室の壁がなくて一続きになっているのには驚きました。素敵な空間に皆口々に「こんな学校に通いたかった〜!」と言っていました。
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その後先生の運転で太宰府天満宮に行きました。
閉まっていたものの外観の迫力に驚いた、菊竹清訓の九州国立博物館。
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隈研吾のスターバックスでお茶をしました。
以上が2日目の主な流れです。ラーメンを食べて銭湯に入って、宿では翌日に向けてしっかり眠りました。


【3日目】担当ゼミ生がまだ書ききらず。。。。

【4日目】
朝早く起床した私たちは宿泊者全員参加の「朝のつどい」へ。
朝のつどいでは旗の掲揚やラジオ体操、団体紹介などが行われます。
まさか小学生たちと一緒にラジオ体操をすることになるとは思いませんでしたが、気持ちのいい朝を迎えることができました。そのあと美味しい朝ごはんをいただき、早々に出発。
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最終日は熊本市内の散策です。熊本といえば、熊本城!まず熊本市役所の展望ロビーからお城を眺めたのですが、やはりかっこいい!現在熊本城は震災の影響で立ち入ることはできませんが、近くで見てもまたかっこいい!早く綺麗になるといいなあ。そんな風に思いながら見学しておりました。
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熊本城を見た後は女性陣と男性陣に別れて熊本自由散策を行いました。我々女性陣は熊本市現代美術館で行われていた蜷川実花展へ。写真撮影OKのスペースもあり、そこでは多くの人がシャッターを切っていました。皆満足の写真展でした。私は数枚ポストカードを買いました。その後ブラブラしながらくまモンに癒され、太平燕を食べ、数時間ではありましたが熊本を満喫しました。
男性陣も楽しい時間を過ごせたみたいです。
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長かった旅も終わりを迎えます。熊本から佐々木先生の運転で福岡空港へ。先生もお疲れなのに長距離の運転ありがとうございました!
船旅とは違い空の旅はあっという間で、一眠りする前に関西についていました。皆元気に帰ってこられてよかったです。

本やインターネットを通じて多くの建築を知ることはできますが、実際現地に行くと感じるもの、学びはより多いです。百聞は一見にしかずですね。よりよいものを作っていけるようゼミ生一同精進します。













# by sasakilabo | 2018-09-15 01:47
徒然
日本は本当に「ものづくり大国」なのだろうか?
それは特に国際的な見本市会場などで、つよく感じることだ。
もちろん、今でも日本の様々な分野は海外での高い商品力を持って入るが、その影響力が小さくなってきている事は、さまざまな所で感じる。

そもそも、こんなことを思い出したのは彦根で「バス」に乗っている時だ。日本のバスはヨーロッパのバスに比べ、10年は遅れている。それは都市部も同様で、私が暮らしている大阪市内でも、海辺の方は1時間に1本のバスも存在する。

まずは、車体、バス自体の問題だ。日本国内で輸入車はもうお金持ちの物ではなく、デザインや機能に興味がある一般的な人々もヨーロッパやアメリカの乗用車を楽しんでいる。ではバスはというと、ほとんどが国産。最近は高速バスで韓国のメーカーをたまに見るくらいだ。

実は日本のバスが成長した時期があった。高速バスでのレジャーが一般化した1980年代、一ドイツからのバスを運行した会社があり、そのバスを目標とし日本のバスがデザイン的にも性能的にも成長した時代があった。その後、メンテナンスのこともあり国産メーカー独占に変化していき、高い耐久性や環境性能を向上させて現在に至るが、それは海外のメーカーも同様で、また非常に限られた市場の中で成長が鈍化することとなった。特に海外メーカーとの比較で劣っているのは社会システムとしてのバスシステム、具体的にはバスとバス周辺のシステムとの総合デザインである。

昨年オランダに行ったとき、時期的にアムステルダムの宿が高くて困っていた時、そういえば郊外の宿はどうだろうと探してみた。するとアルメスフォールトという近郊の駅からバスで20分くらいの宿が出てきた。アルメスフォールトは人口14万人、彦根市の人口が11万人程度なのでほぼ同じと考えてよい。日本に暮らして、特に地方都市のバスに便利な印象は無かったので二の足を踏んでいたが、調べると最終のバスは0時半ぐらいまで出ており、最終時間帯でも1時間に2~3本のバスが出ていることから、便利と思い予約した。結果は、非常に満足、かつ驚かされることが多かったのである。

それまでも何度かオランダでバスを利用していて、車体は低い床なので電車と同じ感覚で乗れるし、道はスムーズで渋滞にはほぼ合わず、信号も少なく考えられていて、時速80キロぐらいで駆け抜けて、すごく速い。さらにグーグルマップに完全対応し、バスが今どの停留所にいるかもわかるようになっている。そのため遅延が出た場合も、スマートフォンに表示される。

そういった印象を持っていたので、バスの移動は快適だった。さらにアルメスフォールトでは、ETCのようにゲートがあるバス専用道路が整備されており、朝夕のラッシュの時間帯でも、問題なく運行されている。こういった社会システムを見ると、無理にコストがかかる鉄道を廃止して、バスに転換したほうが良いと感じる。しかし日本のバスは道路を含め、やはり不便なのだ。

オランダ人は陽気だ。ある週末の夜、バスは酔っ払いだらけで上機嫌だった。近郊の人もバスでパブに出かけ、酔っ払って夜12時近くに帰ってくる。日本は本気で公共交通のことを考えているのだろうか?本気で街が公共交通にむけて取り組むと、快適なバスシステムが出来上がり、それを人が利用する。補助金で維持するのではなく、10年間の補助金と同じ額で、まず公共交通を近代化させることが必要なのだろう。そういった意味では、日本のバスシステムは戦前と全く変わっていない。特にデザインに携わっている人にも大きな責任がある。バス単体のデザインに留まり、総合的なデザインが上手く行われていないのだ。

さらにオランダは殆どの国土が水面下だ。今回の台風21号で関西空港が水没して、伊丹の方が良かったなど言う人もいたりするが、低地にあるオランダは治水対策を人間の知恵で行ってきた。さらに地球温暖化対策を率先して行う立場として確立している。これから導入されるバスは、ガスタービンとトラムによる急速充電を組み合わせた電気バスである。

ここで改めて日本は日本も海洋国であり、津波や高潮の脅威は他人事ではない現在、本当にものづくり大国なのだろうか?ここ数年は逃げる日本人という戦略が多い。みな水辺を捨て、山に逃げるのだろうか。バスひとつを見ても、単体を考えることに注視し、そのものづくりがシステムに波及していない。

システムと連携したものづくりは、象徴的なのはiPhone(ipod)とwalkmanの差に現れている。
結局プロダクトの完成度は甲乙つけがたい部分もあるが、決定的なのは全体システムの指向性と完成度、そして思い切りの良さなのだろう。

いまある既存のシステムを更新するだけのデザインでは、将来ものづくりという視点では、競争が出来なくなるのではないだろうか?

そんなことをiphoneを見ながらバスで考えた。

# by sasakilabo | 2018-06-26 18:38 | labo_column
佐々木ゼミ夏旅行in東北
佐々木研究室ゼミ生の橋本美奈子です。

今年ももう秋らしくなってきましたが、皆様はどのような夏を過ごされましたか?私たち佐々木ゼミは夏休みを利用して、東北の方へ旅行に行ってきました!
8月8日から11日までの3泊4日間で、宮城県の仙台と秋田県の各地を巡って参りました。計らずも台風を追いかける形になり、記憶に残る滑り出しとなりました。

この旅では様々な場所を訪れたのですが、なかでも外せないイベントを取り上げて紹介します。
まずは、あきた文化産業施設「松下」での舞妓観賞です。「旧割烹松下」をリノベーションした建物は、気品があり背景の緑に調和する佇まい。約80畳の広間を貸し切り、繊細な和のお弁当を頂きつつ、舞妓さんの舞を堪能できます。雨が降っていたこともあり、しっとりとした贅沢な時間を過ごすことができました。
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次にあげるのは、秋田教養大学、そして秋田公立美術大学です。他の大学にお邪魔する機会はそう多くありません。滋賀県立大学もそうですが、それぞれの大学に特色のある建物があって面白いですね。
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写真は秋田教養大学の図書館です。天井の構造が明確で、常に館内が一望できる円形となっています。棚の後ろに机があり、個人で勉強しつつ、館内の空気を感じられる配置です。
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こちらは秋田公立美術大学の実習室です。連なった蔵をリノベーションし、ガラス工房、木工室、図書館などに利用しています。

最終日には、秋田県湯沢市にある白井晟一氏の建築作品を見て回りました。「試作小住宅」、「四同舎」、「琅玕席」を見たのですが、中でも「琅玕席」が一風変わった和室でした。高久酒造さんが管理しており、今は使われていない酒蔵の屋根裏に移籍されています。また、普通の和室と違い、床の間に床がありません。丸い木の柱で床の間を表現しています。
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この他にも、仙台七夕祭り、シンポジウム、「旧奈良県住宅」、「暮らしの道具みつばち」、「赤レンガ郷土館」などを訪れ、建築を中心にデザインに触れ続けた4日間でした。また、現地の散策や道の駅への寄り道、名産品の食事など、そこでしか味わえないものを楽しみ、旅の醍醐味を満喫することができました!

# by sasakilabo | 2017-09-30 00:38 | labo_trip
その2。夏休み、色々なところを回る人へ(関西編)
先日の東京編に続いて、関西編。
意外とツボな展覧会がある関西。



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# by sasakilabo | 2017-08-04 12:02 | labo_column